仮想通貨

【初心者向け】金融庁が取引所に指摘する「マネーロンダリング対策」ってなに?

読み終わる目安 : 約4分

赤いマーカー=知っておくと良いポイント
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はじめに

先日、仮想通貨取引所6社に対して、金融庁より行政処分が行われました。その中で全社に共通して指摘されたのが、マネーロンダリングへの対策が不十分であることです。

何それムズかしそう!と思うかたもいるかもしれませんが、仮想通貨に関わっていくうえで大切な内容です。

一緒に勉強して正しい知識を身につけましょう!

マネーロンダリングってなに?

おかだ
おかだ
取引所が金融庁から指摘されているマネーロンダリングってなに?
魚住さん
魚住さん
マネーロンダリングは、犯罪によって得られた汚れたお金をキレイにすることだよ!
おかだ
おかだ
お金をキレイにする?洗濯するの?
魚住さん
魚住さん
いや、物理的に洗うわけではないよ。「汚れた」というのはつまり、「犯人の情報がこびりついている」っていうイメージで大丈夫だよ。

マネーロンダリングとは、犯罪で手に入れたお金を、出所をわからなくするためにキレイなお金に変えることです。

これは警察などの捜査機関による摘発を逃れるためで、もちろん法律で禁止されています。

代表的な手法に以下のようなものが挙げられます。

  1. 銀行の他人名義架空の口座を利用して、入金・送金を繰り返す。
  2. カジノでチップに交換し、ゲームはプレイせずに再度現金に換金する。
  3. 株の取引を行い、お金を売買で得た利益に偽装する。
  4. オークションサイトに現金を出品し、購入者から受け取るキレイなお金と交換する。
おかだ
おかだ
なるほど〜!犯罪で得たお金をそのままつかうと、犯人が捕まっちゃうから、いろいろ悪い工夫をするってことなのね!

仮想通貨のマネーロンダリング問題

魚住さん
魚住さん
で、そのマネーロンダリングの問題は「日本円」とか「ドル」だけでなく、仮想通貨にも及んでいるんだ!

法定通貨のお金(日本円など)と同様に、仮想通貨でもマネーロンダリングの問題が指摘されています。

実際の例を見て見ましょう!

仮想通貨のマネーロンダリング事例


仮想通貨取引所「マウントゴックス」で大量のビットコインが消失し、運営破綻した事件がありました。

この際、犯人は盗んだビットコインの行方をたどれないように、何千回もの送金を繰り返すなどして、マネーロンダリングを行いました。

おかだ
おかだ
何千回も送金…そんなことされたら、たしかに犯人の情報は追えないかもしれないね…


また、仮想通貨取引所「コインチェック」から大量の「ネム(XEM)」が盗まれた事件では、ダークウェブと呼ばれる匿名性の高いサイトを通じて他の仮想通貨に交換されるマネーロンダリングが行われました。

また、不正なビットコインの送金とあわせて、犯罪が関わってないビットコインの正常な送金も一緒にすることでややこしくするマネーロンダリングも行われていました。

おかだ
おかだ
どうして犯人が捕まらないんだろう?って思っていたけど、こういった工作をしてたんだね〜…。許せないですね。

既存のマネーロンダリング対策では不十分?

いま存在するマネーロンダリングの監視方法では、法定通貨(日本円)の全ての取引の対象を特定できます。

つまり、犯罪で得たお金(日本円)が悪用されていることわかれば、関係人物をかんたんに特定できます

おかだ
おかだ
すごい!盗まれた日本円の動きにはしっかり対策ができるんだね!

しかし、仮想通貨取引のしくみからして、すでにあるマネーロンダリング対策では不十分であると言われています。それは、仮想通貨に「匿名性」があるためです。

仮想通貨取引では取引者の情報を使わないため、誰が取引したのかわかりません。

これは、仮想通貨取引ではウォレットのアドレスと呼ばれる番号を相手に教えるだけで、自分の名前を明かす事なく取引ができてしまうためです。

※ 仮想通貨取引とウォレットのしくみはこちらの記事で解説してます

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金融犯罪に対し、ブロックチェーンが優れている理由

マネーロンダリングで行方が分からなくなったお金は、次の犯罪の資金源となる事も多いです。

そのため、マネーロンダリング対策は重要です。おおくの国ではマネーロンダリング対策にとりくんでいます。

日本でも銀行口座の開設時だけでなく、仮想通貨の場合でも取引所に口座を新規開設する際には身元確認が義務化されています。

なかでも日本は仮想通貨の監査が厳しく、すでにある取引所が事業を継続したり、新規取引所が参入する際の敷居が高いです。

おかだ
おかだ
本人確認って、やるときはめんどうくさいけど、これを徹底できない取引所は信用できないもんね!

犯罪対策にブロックチェーン技術が優れている点

仮想通貨に組み込まれたブロックチェーンの技術は、すでにあるマネーロンダリング対策よりも効果が高いとされています。

実際に、2015年にはイギリス財務省のマネーロンダリングに関するレポートで、ビットコインがマネーロンダリングに使われる可能性は銀行よりも低いという結果もでています。

これは日本円やドルは、手渡しでわたせば記録に残らないのに対して、仮想通貨の取引の場合は、ブロックチェーン上に取引履歴の全てが記録され、世界中の人が追跡できるためです。

おかだ
おかだ
なるほど〜!仮想通貨はデジタル通貨だから、手渡しなんてできないもんね!

このブロックチェーンのメリットを最大限に利用するためには、顧客識別情報取引記録取り締まり機能などを仮想通貨のしくみに組み込むことが必要です。

しかし、実際のところ取引所や開発者の負担が増えてしまうことから対応がムズカしい部分も多いようです。

おかだ
おかだ
いろいろ大変な壁はあるだろうけど、ここを乗り越えて多くの人に仮想通貨が使ってもらえるようになるといいね!

※ ブロックチェーンのしくみはこちらの記事で解説してます

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まとめ

ポイント
  • マネーロンダリングとは犯罪で手に入れたお金を、出所をわからなくするために様々な手段でキレイなお金に変えること
  • 仮想通貨は「匿名性」という特徴からマネーロンダリングに使われやすい
  • 仮想通貨に対しては既存のマネーロンダリング対策では不十分なため、各取引所は新たな対策が必要
おかだ
おかだ
日本の取引所には、マネーロンダリング対策をきっちりしてほしいね!
魚住さん
魚住さん
金融庁からの指摘もありますし、努力をしているところだとおもいます。いまは政府と取引所が協力して、さらに仮想通貨を安心して購入できるしくみに変わろうとしています。
おかだ
おかだ
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岡田 早季
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